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PM2.5とは何か

PM2.5とは何か

先日、中国に行ってきました。私が行ったのは上海で、特に大気汚染は感じなかったのですが、中国に住む友人いわく「PM2.5は工業地帯がある都市はひどい。住み続けると本当に命が危ないくらい」という話をしてくれました。何でも、「晴れた日もスモッグの日もある」のではなく「基本スモッグしかない都市・地域」もあるようで、そうした地域に住むビジネスマンは家族の健康を考えて、積極的に転職や引っ越しをしているそうです。

ちなみに、よく話に効く「PM2.5」、大気汚染物質、というくらいは知っているが、実際何がPM2.5なのか知らない人も多いはず。今回はこのPM2.5について調べてみました。

PM2.5とは

PM2.5とは
画像:政府広報オンライン

まず、PM2.5のPMとは「particulate matter」のという英単語から来ています。「particulate」は「微粒子」という意味で、matterは「物質」という意味になります。そして2.5というのは、「微粒子の大きさが2.5マイクロメートル以下」の極めて小さい物質となります。ちなみに大気汚染物質には、PM10という「10マイクロメートル以下」のもの、それから、特に大きさについて言及されない「10マイクロメートルを超える」ものもあります。では、何故PM2.5が問題なのでしょうか。

PM2.5の問題点は、非常に小さいことです。大きな物質であれば体内に入り込めなかったり、もし入り込んでも難なく排出されることが多いですが、PM2.5は人間の肺にまで入り込みます。例えば、PM2.5で汚染されている環境で、息をするだけで、汚染物質が肺にまで届いてしまいます。PM2.5といえど、ごく少量であれば人体に影響はありません。しかし、PM2.5が飛散している環境に長くいる、または汚染度合いが高い環境にいる場合、人体に大きな影響があります。

ちなみに「PM2.5」とは、「汚染物質の大きさ」を指す言葉で、汚染物質そのものを指す言葉ではありません。一般的にPM2.5とされるものとしては、硫黄酸化物、窒素酸化物、揮発性有機化合物などがあります。これらは、ぜんそく、気管支炎、肺気腫、粘膜の損傷など、主に呼吸器に深刻なダメージを与えることになります。

PM2.5がひどい場所とは

PM2.5がひどい場所とは
PM2.5がひどい場所とは

はじめに、日本ではPM2.5の危険性はほとんどありません。高度成長期には、PM2.5という言葉はありませんでしたが、現在中国が経験しているような問題が公害として発生していました。その反省として大気汚染防止法が制定され、工場からの排煙を脱硫装置をつけて無害化するなどの取り組みが義務化されています。よって、日本で深刻なPM2.5被害に直面することはありません。

一般的に危険とされているのは、中国、特に河北省の都市です。中国の河北省は、石油や石炭の産地であることから、石油・石炭の産出、そしてそれらの精製や加工といった産業が発達しています。中国では、国家としての大気汚染に対する取り組みがまだまだ遅れており、深刻な被害が生じています。

PM2.5を避けるには〜予防と対策

PM2.5を避けるには〜予防と対策
PM2.5を避けるには〜予防と対策

PM2.5の被害に合う可能性は、中国に行く時が最も大きいです。ここでは、中国に行く場合に限ったPM2.5対策についてご紹介します。

1.汚染が深刻な都市に行かない

大気汚染都市ナンバー1の衡水市(河北省)
大気汚染都市ナンバー1の衡水市(河北省)

最も良い方法です。例えば中国では、この記事に記載されている都市は、汚染が深刻な中国の都市トップ10です。工業都市が多く、観光都市としては有名ではない都市がほとんどですが、できるだけ観光もビジネス出張も控えるようにしましょう。中国からでもSkypeやWechatを使って電話会議ができます。

2.マスクをする

マスクをする
マスクをする

行きたくはないが、どうしても行かざるを得なくなってしまった場合、PM2.5対応使い捨てマスクを、滞在日数の3倍か4倍の枚数を日本で買ってから行くようにしましょう。ポイントは、外に出るときにマスクをする、そして室内に入ったらマスクを捨てる、です。室内に入ってマスクを外してから、マスクに付着しているPM2.5を吸い込んでしまっては意味がありませんので気を付けましょう。

3.PM2.5予報をチェックする

PM2.5予報をチェックする
PM2.5予報をチェックする

インターネットのサイトや、スマホのアプリなどで、今現在どこのPM2.5が高いかをチェックすることができます。もしPM2.5の値が特に高い場合は、外出せずに電話会議で済ませる、またはできるだけ外にいる時間を短くする(電車で行かずにタクシーで行くなど)ことを検討しましょう。
(参考URL)PM2.5分布予測 – 日本気象協会 tenki.jp

4.服に付着したPM2.5をよく払う

服に付着したPM2.5をよく払う
服に付着したPM2.5をよく払う

ホテルの部屋に入る前に、服やコートに付着しているPM2.5を払ってよく落としましょう。「そんなことは気休めだ」という方もいますが、念には念をいれて。

4.空気清浄機が設置されているホテルを選ぶ

空気清浄機が設置されているホテルを選ぶ
空気清浄機が設置されているホテルを選ぶ

もしホテルのサイトで確認できるようであれば、「空気清浄機が設置されているホテル」を選ぶのもよいと思います。PM2.5があまりに深刻なので、中国の家電メーカーはPM2.5対応の空気清浄機をたくさん発売しています。

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