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環境問題とは何か?

環境問題とは何か?

人は毎日、身の回りで起こる様々な問題に直面しています。こうした問題には大きく分けて「小さい問題」と「大きい問題」があります。「小さい問題」とは自分自身、また家族といったレベルの問題で、例えば「最近体重が増えてきた」「やる気がでない」「おじいちゃんの介護が大変」といった問題です。

そして大きな問題とは、「東京では春の花粉が深刻」「トキが絶滅寸前」「北朝鮮が東アジアの不安定要素になっている」などのような、地域レベル、国家レベル、世界レベルで問題となっていて、個人が努力してもすぐに解決できない問題になります。

そして、こうした大きな問題の中で、「地球環境」「地域の住環境」などと関係する問題について、特に「環境問題」と呼ばれています。

環境問題の大分類

環境問題の大分類
環境問題の大分類

環境問題と一言で言ってしまうと簡単ですが、「環境問題」に何を含めて、何を含めないかについて明確な定義はありません。ここでは、当サイトが考える環境問題についていくつか分類してみたいと思います。

1.地球全体に影響する問題
例えば、「フロンガスによるオゾン層破壊」「二酸化炭素の排出量増加による地球温暖化問題」といった問題です。地球の特定の地域が被害をこうむるのではなく、全ての地域で被害が生じる問題です。

2.特定の大陸・国に影響する問題
地球全体ではなく、大陸や国をより限定した形で起こる問題です。「中国のPM2.5が中国国内と、隣接する国に被害をもたらす」「日本では春に花粉症の被害が甚大である」「インドネシアでは熱帯雨林が急速なスピードで消失している」といった問題です。

環境問題の種類

環境問題の種類
環境問題の種類

では、よく環境問題として取り上げられるテーマについて、いくつか上げてみたいと思います。

地球温暖化問題
化石燃料をより多く燃やす、電力使用量が増えることで、二酸化炭素の排出量が増え、結果地球の温度が上がり、北極・南極の氷が解けて島嶼国が水没する、気候変動で農業への影響がでるなどの被害が生じる。

オゾン層破壊問題
冷媒として使われるフロンガスがオゾン層を破壊するため、オゾン層が吸収していた有害な紫外線が吸収されず地上に降り注ぎ、皮膚がんを増加させる。

大気汚染問題
工場の排煙、自動車の排気ガスにより、PM2.5などの汚染物質がまき散らされ、人体の呼吸器に悪影響を与える。

森林・熱帯雨林消失問題
人口増加により、多くの耕作地が必要になること、また林業による過大な森林伐採、焼き畑農業などの農法により、熱帯雨林が消失し、洪水に脆弱な国土になる。

汚染物質を含んだ排水問題
工場から河川などに、有害な物質をそのまま垂れ流すことで、河川や土壌が汚染され、その土地で暮らす地域住民の健康が害される。

これらの問題は、「人間が豊かになるために、または豊かな生活を享受した結果、地球環境および自分たちの住環境が汚染される」という経済成長や産業発展の結果生じる問題です。国や地域レベルの問題であれば、発展途上国から先進国になる過程で、大気汚染規制や住民保護の対策が行われ、国や地域により解決されている問題も多数あります。

逆に、地域・国レベルの問題でも、現在発展途上国の国々では、先進国が過去に解決した問題がそのまま残り続けています。また、地球全体の問題については、先進国も発展途上国も共同で責任を負っており、解決が容易ではありません。

環境問題はどのように解決するのか

環境問題はどのように解決するのか
環境問題はどのように解決するのか

まず、環境問題の解決に当たっては「環境を汚染した人が明確か、否か」という観点が必要です。もし、川に有害物質を流したのが、近所にあるA社の工場であれば、破壊された環境を取り戻すための責任(=費用負担)は、第一義的にはA社がすべき、であると考えられます。

しかし、環境問題の多くは、このような「〇〇が悪い」と明言できるものではありません。例えば、地球温暖化の責任を誰が負うか、と考えてみましょう。ここで、「火力発電所を作った三菱重工」「電力を作る関西電力」「排ガスを出すトヨタ自動車」「車のガソリンを販売するENEOS」に責任がある、と考えるのは間違いです。何故なら、火力発電所で作られた電気を使うのも、排気ガスを出す車に乗るのも私たち一人ひとりだからです。私たちが豊かな生活、よりストレスが少ない生活を送ろうとするが故に、地球温暖化問題が起こっているのです。

日本という国だけで考えても容易ではありませんが、これが世界レベルで考えるとさらに難しくなります。例えば、1人あたりGDPが1,200ドルのカンボジアと、57,000ドルのアメリカでは、人間1人が使用するガソリンの量、電力の量などが何十倍も違います。こうした違いにもかかわらず、「みんな地球温暖化を防ぐためにエネルギー消費を減らそう」といっても、カンボジアからすると「先進国はさんざん自分たちがエネルギーを使ったあげく、みんなで減らそうとは何事だ」となってしまうわけです。

環境問題には常に、地域間の対立、国家間の対立、先進国と発展途上国の対立が絡み、解決が困難になります。よって、国連などの国際機関により、特定の環境問題に特化した委員会が開かれ、そこで「みんなそれぞれ言い分はあるだろうけど、この辺で折り合って合意しましょう」という妥協点を見つけ出して、実効性ある解決策を見つけ出そうとします。

しかしながら、「実効性ある解決策」を見つけることは非常に困難で、かつ、その解決策にみな合意したとしても「実際に合意が実行されるか」どうかは、一層難しいのが実情です。1つ1つの環境問題の解決には、多くの国々の合意、そして長い時間がかかるのです。

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