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喫煙室のたばこ臭対策を改めて考える

喫煙室のたばこ臭対策を改めて考える

突然ですが、なぞなぞを1問。

「ここ20年ほどで、内から外に出され、そしてなくなりつつあるものってなーんだ?」

5、、、、、

4、、、、、

3、、、、、

2、、、、、

1、、、、、タイムアップです!

答えは「オフィスビルの喫煙室」です。2000年以前は、オフィスビルには必ず、社員用の喫煙室がフロアごとにあり、喫煙者の憩いの場として、そして情報交換の場として機能していました。「喫煙者同士だけで情報交換してずるい!」といって、この情報ネットワークに入るためだけに喫煙者となる人もいたくらいです。かくいう私も一度、喫煙者同士の情報ネットワークに憧れて、1年間だけ喫煙者になったことがあります。しかしながら、予想していたほど凄い情報が飛び交っていたわけでもなかったため、ちょうど1年で再びたばこをやめています。

個人的な話はさておき、日本経済の低迷、オフィスビルコストの削減、たばこを吸わない社員からの反発(喫煙者だけ喫煙室でリラックスしてずるい!)、そして日本社会全体の喫煙者に対する風当たりが強まったことにより、フロア全てに喫煙室があるようなオフィスビルはずいぶんと減りました。最近できたオフィスビルだと、地下や見えにくい場所に、ガラスばりの喫煙室(椅子はなく立って吸うタイプの喫煙室)がある、というタイプが増えています。空港の喫煙室をイメージしていただけると分かりやすいです。

では、喫煙室の中のたばこ臭対策については、現在どのように行われているのか、調査してきました。

喫煙者だけが有害なのではない

サードハンドスモーク(三次喫煙)
サードハンドスモーク(三次喫煙)

まず大前提として、喫煙者を喫煙室に隔離してたばこを吸わせているのだから、それで問題ないわけではありません。まず、喫煙者が「自分が喫煙室で吸うたばこ」だけでなく、「同じ部屋で同時に誰かが吸っているたばこ(副流煙)」にも見舞われ、そして最近よく言われるサードハンドスモークの危険もあります。

サードハンドスモーク(三次喫煙)とは、たばこを吸う際に、その場所にあるものがたばこの有害物質を吸着し、それを別の誰かが吸い込むことです。例えば、喫煙者のAさんが、ガラス張りの喫煙室でたばこを吸ったとします。たばこを吸うことで、Aさんの衣服にたばこの有害物質が吸着します。一服した後、Aさんは喫煙室を出て座席に戻りますが、Aさんの衣服に吸着したたばこの有害成分を、隣の席の非喫煙者のBさんが吸い込んでしまう。これがサードハンドスモークです。臭くて不快というだけでも仕事の集中力が落ちるのに、それだけでなく有害なのです。

とはいえ、成人に対するサードハンドスモークの害はそこまで大きくないと言われています。問題なのは、乳幼児です。Aさんが会社の喫煙室でたばこを吸ってから帰宅すると、Aさんの衣服に染み付いたたばこの有害物質が、Aさんの赤ちゃんに悪影響を及ぼすのです。よく「子供が生まれたので、家ではたばこを吸っていない」「ベランダで吸うようにしている」という喫煙者がいますが、サードハンドスモークという観点で考えると、有害物質を微量ながら家に持ち込んでいることには変わらないのです。

喫煙室対策としてのオゾン

喫煙室対策としてのオゾン
喫煙室対策としてのオゾン

喫煙室をより害の少ない環境として保つ方法の一つが、オゾン発生器の導入です。オゾン発生器とは、自然界にわずかに存在するオゾンという気体を生成する機械です。オゾンは「脱臭」と「除菌」の2つの用途で利用されており、その効果の大きさから、ホテルや旅館、自動車関連業、不動産業などで「確実なたばこ臭対策」として利用されています。

一例として、195の客室数を誇る秋田県鶴岡市の「ホテルイン鶴岡」のオゾン発生器導入事例があります。ホテルイン鶴岡はビジネスホテルであるため、出張のビジネスマンが多く宿泊します。ビジネスマンは喫煙者が多いため、このホテルでも多くの喫煙客室を設けていますが、これまでは喫煙客室の脱臭が大変だったといいます。しかしながら、オゾン発生器販売大手のオゾンマートが販売する、オゾンメイドという強力オゾン発生器を利用することで、喫煙客室をたった5分で脱臭できるようになっています。

全ての従業員に快適な環境を

全ての従業員に快適な環境を
全ての従業員に快適な環境を

企業の経営者からすると、社員が一人もたばこを吸わないのが理想的ですが、実際のところそうはいきません。よって、たばこを吸う社員と、吸わない社員が両方嫌な思いをせずにすむように工夫する必要があります。現在では、喫煙者の権利よりも、非喫煙者の権利の方が尊重される傾向にありますので、「たばこを吸って帰ってきた人が、ぷんぷんとたばこの臭いをさせて、周囲の非喫煙者に嫌な思いをさせる」ことをできるだけ減らす必要があります。

オゾン発生器を使ってたばこの臭いを取り除くことは、喫煙室の臭いを減少させ、結果として喫煙者の衣服につく臭いの減少にもつながります。喫煙者を隔離すればOK、ではなく、オゾンを利用した一歩進んだ喫煙室環境改善を始めてみませんか?

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