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最近よく聞く次亜塩素酸ナトリウムって何?

最近よく聞く次亜塩素酸ナトリウムって何?

2016年から2017年にかけて、日本はノロウイルスの「当たり年」でした。多くのホテル、高齢者施設、幼稚園・保育園などで、ノロウイルスの集団感染が発生し、その中には命を落とした高齢者の方もいました。また、インフルエンザウイルスも例年と同様に猛威をふるいました。

ノロウイルスを撃退する効果があるとして、ここ最近注目を集めているのが「次亜塩素酸ナトリウム」と呼ばれる物質になります(読み方は「じあえんそさんナトリウム」です)。以下では、次亜塩素酸ナトリウムの効能と弱点についてご紹介していきます。

次亜塩素酸ナトリウムとは

次亜塩素酸ナトリウムとは、塩素+酸素+ナトリウムが結びついてできた物質になります。固体として保存するのが難しいため、通常は液体として保管されますが、時間がたつと普通の食塩水に戻ってしまうという性質があります。濃度が高かったり、保管温度が高かったり、また紫外線による分解が加速されるため、保管の際には注意が必要です。なお、国内で次亜塩素酸ナトリウム溶液を販売している業者は、紫外線を防ぐため、透明でない容器、また紫外線をはじくように容器を覆って販売していることが多いです。

次亜塩素酸ナトリウムは強い殺菌成分を持っています。この強い殺菌成分はノロウイルスにも効果があります。よって、次亜塩素酸ナトリウム水溶液を布に浸して拭き掃除をする、水溶液に物を浸して消毒する、また水溶液を加湿器のように噴霧することで殺菌成分を部屋に行き渡らせることで、ノロウイルスを除菌することが可能とされています。

次亜塩素酸ナトリウムの弱点とは

次亜塩素酸ナトリウムの弱点とは
次亜塩素酸ナトリウムの弱点とは

ノロウイルスを除菌することができる、という強い作用がある一方で、次亜塩素酸ナトリウムには弱点もあります。

1.長期保管ができない
次亜塩素酸ナトリウムを家庭で使う際に、水溶液を購入してそれを薄めて使う場合が多いようです。しかしながら、次亜塩素酸ナトリウムの水溶液は、高温、紫外線により分解されると、ただの食塩水となってしまいます。多くの場合、開封後3カ月以内に使用しなければならないと記載されています。

しかしながら、かなりの量の水溶液、それも薄めて使うので、希釈後には何リットルにもなる溶液を3カ月以内に使い切る、というのはなかなか難しいことです。そして、保管状況によっては3カ月経たずに効果がなくなる場合もあります。次亜塩素酸ナトリウム溶液の容器を見ても、また液体自体を見ても、まだ効果があるのかないのかが分からないのです。

よって、まだ使える溶液を捨てることになったり、更に悪いことに、もう使えない溶液をまだ使えると勘違いして使っていたり、ということが起こります。もう使えない溶液を使ったとしても、何の効果もありませんから、ノロウイルスを防ぐことにはつながりません。

2.高濃度だと分解が早い
次亜塩素酸ナトリウム水溶液は、濃度が高ければ高いほど、その分解が早まってしまうという特性があります。販売業者のホームページを見ると、「高濃度」であることがアピールされている商品をたくさん目にします。濃度自体は正しいと思われますが、購入者が実際に利用開始するまでに濃度が保たれているかどうか、そして開封後に濃度を維持できるかどうかは不明です。ひどい場合だと、開封したときにはもう食塩水に変わっていた、という場合もあると思われます。

3.加湿器型の問題(どの程度効果があるのか)
次亜塩素酸ナトリウムをかなり薄めて、専用の加湿器を使って噴霧するやり方で、室内の殺菌ができるという商品が多数販売されています。しかしながら、気体を発生させるのに比べて加湿器となるとより重量のある「水蒸気」を噴霧するわけですので、部屋の隅々まで成分が行き届くのか、不安な点があると言えます。

オゾンという選択肢

オゾンという選択肢
画像:オゾンマート

次亜塩素酸ナトリウムのように強い除菌力があり、かつ自宅で有効成分を作ることができるものがあります。それはオゾン発生器を利用して、オゾンを生成することです。

次亜塩素酸ナトリウムは、工場で作った次亜塩素酸ナトリウムを水溶液の形で送ってもらう必要があります。そして、利用できる期間は短く、まだ使えるのか使えないのかは見ても判断できないものです。また、部屋全体などの空間を除菌したい場合は、加湿器型であるため有効成分が部屋の隅々まで行き届かない可能性があります。

オゾンは全く異なります。オゾン発生器を利用して、自宅でオゾンという有効成分自体を生成することができ、かつオゾンは気体なので水蒸気と比べて部屋の隅々まで行き届かせることができます。そして、オゾンは水に溶かして水溶液とすることができますので、手すりをふく、物を洗う際にも利用できます。気体と液体、どちらでも利用できる、という強みがあります。

次亜塩素酸ナトリウムより、強い効果が期待できるオゾンですが、気体としてオゾンを発生させる「オゾン発生器」も、液体としてのオゾン水を生成する「オゾン水生成器」も、どちらもインターネットオゾン発生器販売大手の「オゾンマート」にて購入することが可能です。ぜひホームページをチェックして、その効果について確認いただければと思います。

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