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高齢者施設のウイルス・感染症対策を考える

高齢者施設のウイルス・感染症対策を考える

ウイルスや感染症に対して一番脆弱なのは、体力がない高齢者や幼児です。特に、高齢者施設ではウイルスの集団感染により、入居者している高齢者が命を落とすことすらあります。例えば、2017年2月には愛媛県の高齢者施設に入居していた高齢者がインフルエンザの集団感染により亡くなっていますし、同年年3月には、京都府の高齢者施設でも同種の事件で高齢者が命を落としています。

以下では、特に冬場の「高齢者施設のウイルス集団感染を防ぐための活動について考えてみたいと思います。

どのウイルスが危険か

どのウイルスが危険か
どのウイルスが危険か

高齢者施設で集団感染が発生するウイルスで、筆頭に上がるものは「インフルエンザウイルス」です。
インフルエンザは、低い湿度でよく繁殖することから、日本では湿度の低い冬場の感染が一般的です。症状としては、高熱、頭痛、関節痛、疲労感などが特徴的で、風邪と比べて症状が短時間で進行することに特徴があります。一般の成人であれば、数日から一週間程度で回復しますが、体力がない高齢者の場合、この一週間を乗り切れずに命を落としてしまうことが問題となっています。

次に、同じく冬場に猛威を振るう「ノロウイルス」も深刻な問題です。ノロウイルスは、冬場の魚介類や、魚介類を調理した調理器具から感染するウイルスで、激しい下痢と嘔吐が特徴となります。ノロウイルスで命を落とす高齢者の多くは、嘔吐をする際に喉に吐しゃ物をつまらせてしまい、呼吸困難となるケースが多いのです。

なお、乳児や幼児の間で流行する「ロタウイルス」というウイルスもありますが、このウイルスはほとんどの人は幼いころに一度感染しています。一度感染すると耐性が付いて感染しなくなるため、高齢者にとっては脅威ではありません。

ウイルス対策の勘違い

ウイルス対策の勘違い
ウイルス対策の勘違い

高齢者施設では、施設に立ち入る職員や来所者の手洗いやマスクの着用を励行していますが、実はこの対策は極めて限定的な効果しかありません。一般的な手洗いでは細菌を除菌することはできても、ウイルスを除菌することはできません。また、ウイルスは小さいものでは数ナノミリメートルというごく微細なものであるため、一般的なマスクの着用だけで防ぐこともまた困難です。

また、空気清浄機を高齢者の居室に設置している施設もありますが、空気清浄機はほこりや花粉を吸着させる効果はありますが、ウイルスを除菌する効果はありません。また、ウイルスを除菌する効果がある、と宣伝している空気清浄機であっても、説明をよく読むと「かなり長時間稼働させても、ごく限られた範囲しか除菌できない」ことが分かります。

さらには、ウイルスが広まるのは高齢者の居室だけではありません。多くの高齢者施設では、施設内の厨房で食事を作っていますが、この食事を作る過程で、ウイルスに感染した調理者から意図せずにウイルスが食事に混入することが多発しています。これも集団感染の大きな要因でありながら、感染防止対策は「手を消毒してマスクをすればOK」という程度にしか認識されていません。

「実は対策ができていないのに、対策ができていると勘違いしている」、この慢心こそが集団感染を発生させる下地になっています。

気体のオゾンとオゾン水の併用で安全性を高める

気体のオゾンとオゾン水の併用で安全性を高める
気体のオゾンとオゾン水の併用で安全性を高める

高齢者施設におけるウイルス予防は、「空間除菌」と「食材除菌」の2つに分けて考えることが効果的です。そして、このどちらにも効果を発揮するのが「オゾン」です。

まず空間除菌ですが、オゾン発生器を使ってオゾンの気体を発生させることで、部屋または厨房全体のウイルス除菌を行うことができます。オゾン除菌中は、室内に立ち入ることができないので、部屋や厨房を閉め切って、高濃度のオゾンを発生させるのが効果的です。この方法でオゾン除菌を行っているのが。青森県の「介護老人保健施設 やすらぎ苑」です。定期的に施設の全ての場所をオゾン除菌を行うことで、徹底したウイルス対策を行うと同時に、高齢者の加齢臭の脱臭も行っています。オゾンは除菌と脱臭の二つの効果があるため、一石二鳥となっているわけです。

次に、厨房の食材の除菌です。オゾンの気体を水道水に溶かし込んだ「オゾン水」は、食材の除菌において高い効果を発揮しています。高齢者施設に加えて、食品工場やホテルでも導入が進んでいます。例えば、鹿児島県の「ホテル京セラ」では。食材のウイルス除菌や鮮度維持、脱臭のためにオゾン水を活用しています。

夏の食中毒は「細菌」によって起こります。細菌の除菌は石鹸などで簡単に行うことができますが、冬のウイルス除菌は石鹸などでは行えません。そして、高齢者施設で死亡者が多発しているのは、まさにウイルスの集団感染が原因です。ぜひ、細菌の除菌対策と、ウイルス除菌対策を同時に行えるオゾン発生器、ならびオゾン水生成器を検討し、高齢者の命を守っていただければと思います。

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