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格安スマホで家計と地球をエコに

格安スマホで家計と地球をエコに

携帯電話を契約する際、「NTTドコモ」「AU」「ソフトバンク」「Y! モバイル」しか選択肢がなかったのは、ずいぶんと過去の話になりました。現在では「格安SIM」「格安スマホ」が普及し、毎月の料金を劇的に下げることができるようになりました。そして、格安スマホを使うことは、毎月の料金だけでなく、地球にも優しいことを皆さんはご存知でしょうか?

24カ月契約縛りと端末更新

24カ月契約縛りと端末更新
24カ月契約縛りと端末更新

NTTドコモをはじめとする大手携帯電話会社は、契約者の囲い込みのために「24カ月契約」と「端末の買い替え」という本来関係ないものをセットにしてきました。最近で厳しくなりましたが、以前は24カ月契約終了時にほとんど無料で新しい携帯電話をもらうことが出来たので、「今の携帯に何も不都合はないが、新しい携帯電話をくれるというので、もらおうか」といって携帯電話を新しくする人がほとんどでした。

「今の携帯に不満はないので、このまま使い続けます」という人もいましたが、こうした人に対して。「今の携帯を使い続けるメリット」が提供されることはありませんでした。よって、同じ端末を長く使う人は、携帯を毎度新しくする人に比べて相対的に損をする(新しい端末をもらうことができない)という異常な状態が続きました。普通のビジネスであれば、長期的に使ってくれるユーザーはありがたいので、何かしらの特典や割引などがあってもよさそうなものですが、ごく最近までそうした割引などはありませんでした。

携帯電話を作る会社からすると、この状況は非常にありがたいものでした。ユーザーは新しい携帯電話が必要か否かに関わらず、「無料で新しい携帯電話がもらえるなら、もらおうか」という軽い気持ちで電話をもらっていたからです。つまり、ユーザーは本当に買い替えが必要でないのに端末がどんどん出荷されていくのです。もちろん、「電話を無料でもらっている」ように見えて、こうした端末の費用は毎月の高額な携帯電話代金に上乗せされていました。ユーザーは損をして、大手携帯電話会社と携帯電話メーカーだけが得をする仕組みです。

携帯買い替え=資源が無駄に

携帯買い替え=資源が無駄に
携帯買い替え=資源が無駄に

携帯電話を必要もないのに定期的に新しくすることは、経済学的には消費の増大につながりますが、別な見方からすると「必要もないものに対して無駄にお金を使っている」わけです。そして、携帯電話そのものの資源もまた同時に無駄になっていました。

携帯電話は、パソコンのようにCPU、メモリ、基盤といった部品が入っており、表面はガラスパネル、本体は金属やプラスチックでできています。そして金といった高価な金属や、レアメタルと呼ばれる埋蔵量が少ない金属なども含まれています。

携帯電話を買い替えると、古い携帯電話が無駄になります。「最近は、中古携帯・中古スマホも多いから無駄にはならない」という声もありますが、iPhoneやソニー Xperiaといった人気機種以外のマイナーな機種は、中古市場でそこまで人気がありません。よって、中古としていったん下取りされたとしても、販売できずに多くが処分されていることもあります。金などの金属を取り出して、後は全て産業ごみとして処理されてしまいます。

資源を考える上で頻出する「3R」という言葉があります。

・ごみを減らす Reduce
・再利用する Reuse
・再度別な形で資源化する Recycle

これが3Rの意味ですが、最も重要でかつ地球にやさしいのは、そもそものごみを減らす Reduce になります。ReuseやRecycleを考える前に、我々はまずReduce、つまりごみを増やすような購買行動を減らすことを考えるべきです。

自分のリズムで買い替えて資源を無駄にしない

自分のリズムで買い替えて資源を無駄にしない
自分のリズムで買い替えて資源を無駄にしない

格安スマホの良い所は、大手携帯電話会社の「24カ月更新+端末買い換え」というリズムに踊らされることなく、自分が必要になったタイミングで端末を更新できることです。例えば、現在使っているスマホに何も問題がなく、今後も使い続けたければ、壊れたり通信規格が変更になるまでずっと使うことができます。

以前のように「端末を買い替えないと損」ではなく、「端末を長く使い続けたほうが得」なのが格安スマホの特徴です。よって、「24カ月でどうせ新しいのに変えるのだから、荒っぽく使っても大丈夫」ではなく、「大切に長く使おう。新しいのに変えたら損だ」というように、物を大切にする方向に考えが変わります。

これは、家電を考えれば当たり前のことです。例えば、パソコンを買った場合、パソコンの調子がおかしくなったり、パソコンが遅くなってきて初めて「そろそろパソコンを買い替えよう」と考えるわけです。これまでの24カ月ごとに携帯電話・スマートフォンを買い替えるという事態がそもそも異常だったのです。そして、格安スマホを使うことで、ようやっと他の家電と同様の買い替えサイクルになるのです。

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