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古いサーバーマシンも実はリユースできます

古いサーバーマシンも実はリユースできます

かつて企業では、独自にハードウェア機器やネットワーク機器を購入して、物理的に独自にシステムを構築してきました。しかし、2010年代にクラウド化が急速に進展し、物理サーバーを持たない企業が急増しました。特にベンチャー企業、中小企業だと、一台も物理サーバーがないという例も一般的になってきているほどです。

「物理サーバーをクラウド化して不要になったから、廃棄しないとな」と思われる方、ちょっとお待ちください。実はサーバーマシンはリユース(中古機器として再利用)できるのです。

サーバーの中古市場

サーバーの中古市場
サーバーの中古市場

旧型のサーバーには中古市場が存在します。例えば、「旧型のシステムを物理サーバーで稼働させているのだが、システムトラブルが起こり急きょ同型の物理サーバーが必要」といった物理サーバー本体が必要となるニーズがあります。そして、「物理サーバーに格納されているハードディスクと同型のハードディスクだけが必要」といった部品のみ必要となるニーズもあります。

もちろん、新品の旧型サーバーが入手できればよいのですが、すでに販売停止から数年経過しているようなモデルは、メーカーに問い合わせても購入することができません。多くの企業では、将来的には物理サーバーを全てなくしてシステムを完全にクラウド化したいと考えています。しかしながら、システム予算の都合や人員の都合などが原因で、当面は物理サーバーで稼働しているシステムをクラウドに移行できず、当面はそのまま稼働させ続ける場合が多くあります。

このような状況において物理サーバーが故障したら、多くの企業は「最新型の物理サーバーで稼働させて大丈夫であることが分かれば、最新型を購入」します。しかしながら、「特殊なサーバーで稼働させていて、最新型のサーバーではうまく稼働しないシステム」であったり、「最新型の物理サーバーで動作するかどうかの検証時間・コストがかかりすぎる」ような場合は、最新型のサーバーを買ったところで役に立ちません。このような場合、企業は中古市場から旧型のサーバー本体や部品を購入しているのです。こうしたニーズからサーバーの中古市場が存在しています。

古いサーバーは捨てる前に売却を考えよう

古いサーバーは捨てる前に売却を考えよう
画像:データライブ

古いサーバーであっても、産業ゴミとして廃棄すると廃棄費用がかかります。しかし、中古サーバーを取り扱っている業者に下取りに出せば、「下取り費用が入る(収入となる)」、そして「廃棄費用がかからない(支出が減る)」のです。もちろん、型式によって買い取り対象でない物理サーバーもありますが、問い合わせるのは無料なので、一度問合せしてみることをお勧めします。

なお、古いサーバーを廃棄する前には、サーバー内部のデータを完全に消去してから売却する必要があります。特にデータベース用として使っていた物理サーバーであれば、HDDには多くの顧客情報が記録されている可能性が高いです。中古サーバー業者に悪意がなくても、何かしらの理由でデータが読みだされる可能性があるので、単にシステムをフォーマット、初期化するだけではなく、専用のデータ消去ソフトウェアを利用して、サーバー内の情報を全て消去しましょう。

また、サーバーと一緒にネットワーク機器の売却を行う場合も、ルーターなどの機器に記録されている情報を削除する、またデータ消去を行うなどの対策を行うことを推奨します。

中古サーバーは世界中でニーズがある

中古サーバーは世界中でニーズがある
中古サーバーは世界中でニーズがある

筆者は、中古サーバー市場の企業と何度か仕事をしたことがあるのですが、中古サーバー機器は実にグローバルな市場です。例えば、アメリカの中古サーバー企業から「サンマイクロシステムズの特定のモデルのUNIXサーバーが何台必要になった」という要望が、中古サーバー市場のコミュニティで情報交換されると、香港の企業が「うちに何台あるので交渉しよう」という形で応答するなど、日々活発にビジネスが行われています。

もちろん、日本のサーバー機器が海外に輸出されて利用されることも日常茶飯事です。筆者が付き合いがあった企業の顧客も、日本から香港へ、そして香港から中東へとサーバー機器の輸出を行っており、そこで大きな利益を上げていました。

このように、「数年前のサーバー機器なんて、どう考えても使い道がない」と思われるようなものであっても、世界のどこかでニーズがあり、実際に価値があるものとして取引が行わています。本体としての価値がないものであっても、部品を取り出して「部品故障時の交換用部品」として販売されている例もあります。実際に、サーバー機器とHDDは、相性の問題があるため、特定の組み合わせでないと動かないことが多いのです。

捨てる前に、ぜひリユース可能かどうか問い合わせて、コスト削減とエコを実現しましょう。

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