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ブランド品の買取店が激増中!その理由とは

ブランド品の買取店が激増中!その理由とは

ここ最近、日本ではバッグや時計などのブランド品を買い取る店舗、またはネット店が急増しています。ブランド品が捨てられることなく、必要なくなった人から、欲しい人に流通するのは環境面から考えると喜ばしいことです。では、現在の市場の活況はどのような背景があるのか、以下で説明いたします。

拡大するブランド品中古販売

拡大するブランド品中古販売
拡大するブランド品中古販売

ブランド品の中古買取店は、以前から多くありました。代表的なのが「大黒屋」です。金券ショップ、貴金属買取、ブランド品買取を行っている店で、全国210店舗以上あります。大黒屋は店頭で「買取」と「販売」の両方を行っているので、「売りたい人」と「買いたい人」両方にビジネスをしています。

ブランド品の中古品販売の魅力は以下の3点です。

1.安定した需要がある
例えば、ルイヴィトンのバッグやロレックスの時計を思い浮かべてみましょう。これらの超定番商品は、いつの時代も安定した需要があります。そして、ルイヴィトンやロレックスに及ばないまでも、他のブランドも人気のアップダウンがあるものの、比較的需要は安定しています。

2.価格変動が少ない
有名ブランドでない商品の場合、中古品はほとんどガラクタ程度しか値段がつかないものがほとんどです。また、iPhoneなどのスマートフォンは新モデルが発売されるたびに価格の下落が激しいのが特徴です。

しかし、ルイヴィトンやロレックスは何年も前の型番であっても、傷が少なければそれだけで高値がつきます。つまり、発売された時から現在に至るまで、相当年数が経過していても値下がり幅は少ないのです。稀に、限定版などの貴重な商品があれば、新品以上に値段がつくことがあるのも有名ブランドでしか起こらない状況です。

3.世界中でニーズがある
世界中で販売され、世界中で認知されているのが有名ブランドの有名ブランドたる理由です。こうした商品は日本だけでなく、海外でも高いニーズがあるので、幅広い販路で販売することができます。つまり、販売面においてリスクが少ないのです。

買取のみ行っている店が急増している理由

買取のみ行っている店が急増している理由
画像:jujo-ginza.com

そして、最近急増しているのが「買取」のみを行っている店です。上品な店舗で商品を丁寧に買取してくれるが、買い取った中古ブランド品の販売は一切行っていないのです。では、こうした商品はどこに行くのかというと、日本ではなく海外です。海外の業者間オークション市場にて販売され、高値で取引されます。

なぜ日本で買い取った商品が海外に行くのか、というと、日本で買い取った中古ブランド品は、日本よりも海外の方が高値で販売できるからです。日本の中古品は、他国に比べて丁寧に扱われていることが多く、傷も少ない、そして偽物かどうかを鑑定する技術も進んでいるので、安心して購入できることが人気の理由です。

よって、日本のブランド品下取り店は、日本で買い取り、香港などの市場で海外バイヤーに販売する、というビジネスモデルが確立されています。香港は中国市場のゲートウェイであるため、多くの中古品を扱うバイヤーが市場を形成しています。よって、香港で取引がなされ、その後いろいろな形で中国市場に持ち込まれて販売されているケースが多いようです。

中国は既に一人当たり平均所得が8,000ドルを突破したため、「発展途上国」ではなく、「中進国」と呼ばれるにふさわしい国となりました。もちろん、ブランド品の需要が高い沿岸部や大都市は、平均所得をはるかに上回る所得を享受していますので、日本の大都市と比べても見落とししない所得水準ならび豊かさです。有名ブランドに対する旺盛な需要があるため、供給が圧倒的に足りていない売り手優位が続いています。

中国の景気に依存する市場

中国の景気に依存する市場
中国の景気に依存する市場

では、この好況に死角がないかというと「中国の景気動向に大きく左右される」という点が最も大きいと言えます。つまり、中国の経済成長率が高止まりしているうちはよいのですが、成長率が失速するとブランド品のような高額商品への出費は激減します。有名ブランド品は生活必需品でないため、新品であろうが、中古品であろうが等しく打撃を受けてしまいます。このため、日本のブランド中古品買取大手企業のいくつかは、中国依存から脱するために東南アジアへの進出を検討している会社もあると言われています。

そして、商品の売り先としての国内市場は、成長が限定的と予想する人が多いです。その理由は、中古品が好まれないカルチャーだけでなく、人口(特に若年層)の減少、そして所得の減少が続いているためです。以前は頑張ってブランド品を買おうと考えていた若者の多くは、ブランド品は自分の手の届かないもの、分不相応なものと諦めてしまう場合も多いのです。よって、日本市場の回復には経済成長率や株価上昇だけでなく、若者にお金が行き渡るような経済効果が必要でしょう。

このように、各地域でバランスの良い売上・利益を上げることを目指すとともに、物を大切にする意識も一緒に輸出する中古ブランド買取大手。今後も堅実な成長が期待されそうです。

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